統率者/EDHのデッキを組もう!ルートワラ的構築の仕方
大変ご無沙汰しております。ルートワラです!
年末年始は仕事も休むのも忙しく,なかなか更新する機会がございませんでした…
(という言い訳…)
これまではEDHについて統率者レジェンズの構築済みデッキについて話したり,EDHの魅力について,つたない文章ではありますがお話させていただきました。
今回は自分が最近作ったEDHのデッキが個人的にはとても満足のいくものになったので,ご紹介したいと思います!
ですが、ただ紹介させていただくだけではつまらない!と思ったので、構築するにあたって自分が気を付けたことやどのように構築したのかを併せてお話したいと思います。
EDHのデッキ構築の参考になれば幸いです!
☆今回紹介するのは「荒廃のドラゴン、スキジリクス」デッキ!(ガチ度8/10)☆
今回紹介させていただくのは、こちらを統率者に据えた黒単のデッキです!
「荒廃のドラゴン、スキジリクス」です!黒単色のこのドラゴンは「感染」というキーワード能力を持っています。感染を持ったクリーチャーが相手プレイヤーにダメージを与えると、ダメージの代わりに「毒カウンター」の形でダメージを与える。というルール。このクリーチャーはパワーが4あるので、ダメージを与えると「毒カウンター」が4つ乗ります!
しかもこの毒カウンター!10個与えられたプレイヤーは「敗北」します。
EDHは40点のライフがありますが、ライフがどれだけあろうと、一瞬で毒殺することができるのです…
この毒殺戦術は当然ながら他のプレイヤーからのヘイト(狙われやすさ)はとても高いです。ですが,それをさばききった時の爽快感たるや!卓を毒いっぱいに染め上げることができると最高!
☆デッキコンセプト☆
このデッキは「最速でスキジリクスを戦場に出し、パワーを上げて一瞬で毒殺!」をコンセプトとしているため次の4点に注意して構築しました。
①「安定した土地基盤・優秀なマナ加速を詰め込む!」
きちんとマナが出るように土地の枚数は35枚にしています。内訳はこのようにしています。(☆の数は重要度!)
・沼×27枚
・魂の洞窟(以下各1枚)☆☆☆☆
・ボジューカの沼☆
・家路☆☆
・陰謀団の貴重品室☆☆☆
・水晶鉱脈☆☆
・陰謀団の要塞☆
・統率の灯台☆☆☆
です!
まずは、様々なマナ加速の手段を確実に使うことができるように、本来32枚くらいの土地にしたいところしっかりと34枚とっています。(多くのEDHのデッキは土地33~35枚とかが多い気がします。)
また、沼から追加で黒マナを出す「沸き立つ汚泥」を最大限活用したり,優秀なマナ加速に「悪魔の教示者」などで早めにアクセスすることを目的としています。
瞬発的にマナ加速を行い、2~3ターン目にスキジリクスを戦場にだしたいところ。
※陰謀団の貴重品室は何度も除去されたスキジリクスも唱え直すことができるようになる優秀な土地。(2マナとこの土地をタップすると、自分の「沼」の数だけマナが出せる!)
この辺のアーティファクトも中・後半に向けて活躍する優秀なカード!
②相手に好き放題させない!除去や妨害もできる!
まっすぐに毒殺を目指すことが第一目標のデッキではあるのですが、ほかにも厄介なパーマネントを戦場に並べて、除去の的をずらすことができるのも強み!手札破壊ができるのも黒の強みですよね!
1枚目の「汚染」は自分の特殊土地から黒マナを出す目的にはあまり使いません。使用目的は、相手のマナの色を拘束してしまうこと!汚染があるかぎり、あいては土地から黒マナ以外出すことができません。(マナアーティファクトやクリーチャーからは出せます!)ある程度相手の行動を拘束できるので、使いどころが大事なエンチャントです!
③「おまえはもう、〇んでいる」スキジリクスをパワーアップしてワンパン!
スキジリクスの攻撃が通った時にはほぼ勝ち確定です。デッキに大量に積まれているパンプアップ(攻撃力を上げること)呪文で毒殺ラインのパワー10まで強化しよう!
黒の火力アップはライフを支払っていくものが多いです。ですが、目的はスキジリクスで即毒殺!ですので、ライフ1までは余裕で払ってOK!(稲妻?本体火力?知りません!)
④そんなに狙わないで…よく除去されるから対策はしっかりと!
黒マナを払うだけで、速攻が付き、黒2マナ払うと再生(破壊効果や致死ダメージを1度だけ無効化できる能力)がついている危険生物スキジリクス。当然次のターンを待つことなく全力で除去されます。
統率者は倒されて統率領域に戻るたびに、次の唱えるコストが2マナ増えます。築いたらマナ加速も間に合わないほどのコストに膨れ上がっていることなんてざらです。
ですが、それをチャラにしたり、軽減するカードも入れております!
統率者領域から唱えずに、手札に加えるカードや墓地に行ったときに墓地から復活させることができるカード、そもそも除去の対象にならないようにするカードを採用しています。「統率者の板金鎧」は「稲妻のすね当て」には代えられません。(パワーアップ呪文の対象に取れなくなるため)「速足のブーツ」ならありですね!ですがパワーが上がる「板金鎧」を優先して採用しています。
☆ここに注意!このデッキの弱点・注意点☆
①勝負のタイミングを見極めよう!前方確認や呪文を唱える順番大事!
瞬殺の準備を整えるために、手札除去や十分なマナ確保も大事ですし、思い切って全力投入することも大事!盤面の状況や相手の様子を細かく見て判断する力が必要です!最初はうまくいかなくても、様々な要素から相手の隙をつくことが大事になってきます。
相手が打ち消しを構えていそうなら、「暴露」や「思考囲い」を打ってから。
除去が豊富そうなら、「ほかの強力なクリーチャー」を並べるか「スキジリクス」を唱え直す工夫をするか。(マナ加速や墓地利用戦術)
②ドロー手段が乏しい…サーチ呪文を使いこなせ!
黒単色はドローの手段が乏しく、ドローするたびにダメージを受けることも。
ですが、黒には優秀なサーチ呪文が多い!前述した「悪魔の教示者」や「不気味な教示者」「吸血の教示者」「闇の誓願」などでその場に応じたカードを持ってきましょう!
③ライフがどんどん削れる!アグロ系デッキに注意!
とにかくライフを支払うことが多いこのデッキ。ライフ1まではかすり傷ですが、本体火力やガンガン攻めてくるデッキには注意です。例:「エドガーマルコフ」「薄暮の埋葬布、リーサ」などの本体へのダメージが多く、超攻撃的なデッキ。
でもね、やられてばっかって訳にもいかんのですよ。
このデッキには必殺級のコンボも搭載しています。それがこちら。
大量にマナがでる後半戦、決まればアドレナリン漬けになれること間違いなし!
ライフが限界まで削れたら、「不敬な輸血」で誰かのライフとそっくり交換しよう!
場が硬直している場合は、「むかつき」で手札を増やしながらライフを削り、「不敬な輸血」にたどり着きたいところ。
とはいっても回復手段に乏しいデッキではあるので、その辺のカバーができるとさらに強くなるかも…?ここは自分も調整中です。
☆実際の回し方やキープ基準☆
本デッキのキープ基準は
・黒マナが出る土地×2
・除去・手札破壊(どちらか)1枚
・マナアーティファクト(もしくはマナ加速)×1
があればキープしてます!
土地が多めなので大体3枚目の土地は3ターン目までには引ける感じです。
マナアーティファクトもあれば、平均して3~4ターン目にはスキジリクスが殴りだします。
基本は除去を構えながら、教示者系の呪文で必要なカードを探して戦う形です!
他の統率者を見ながら、一番優勢な相手や強力なコンボを搭載していそうな対戦相手を優先して攻撃していきます。無駄打ちになってもいいので、パンプアップ呪文は惜しげもなく使いましょう!
見にくい文章で申し訳ございませんでした…!以上でデッキ紹介は終了になります!最後にデッキリストを載せておきたいと思います。何かのお役に立てれば幸いです!
☆今日の1枚☆
太陽の指輪
統率者のデッキにならほぼ100%入るこの定番カード!
これまでまともに紹介してなかったのです。泣
1マナから2マナ出るとか普通に考えて強いです。1ターン目に太陽の指輪を置ければその後の展開が他のプレイヤーより、1ターン早くなったことになります。複数人対戦で一歩優位に立たせてくれる頼もしい1枚。
構築済みデッキには必ず入っている1枚です。統率者のデッキ構築はこの1枚から始まるといっても過言ではございません!
以上です!